フランクフルトの欧州中央銀行(ECB)本部(ロイター=共同)

 【フランクフルト共同】欧州中央銀行(ECB)は6日、理事会を開き、政策金利引き下げの是非を議論する。物価高の緩和で利下げに踏み切る公算が大きく、決定すれば2019年9月以来、4年9カ月ぶり。米国などの中銀に先行し、ECBの金融政策は物価安定と経済成長の後押しを図る新たな局面に入る。  ECBの主要政策金利は4・5%。市中銀行がECBに余剰資金を預ける際の中銀預金金利は、1999年の単一通貨ユーロ誕生以降で最高の4・0%に設定している。  ECBはインフレ率の目標を2%に定め、金融政策を運営している。ロシアのウクライナ侵攻後のエネルギーや食料価格高騰を受けて、利上げを開始した。


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