「とちぎん新事業創出プロジェクトチーム」の任命式で抱負を語るプロジェクト参加者ら(4日、宇都宮市)

栃木銀行は広告・観光・農業の3分野を対象とする「とちぎん新事業創出プロジェクトチーム」を発足した。14人の行員で構成し、4日に立ち上げた。2023年11月に全行員から募ったアイデアを基に、半年間ほどかけて新事業の創出をめざす。

今回チームに加わったのは参加を希望した20〜50歳代の行員で、役職や勤務先、性別は多岐にわたる。各分野ごとのチームに分かれ、通常業務と兼務しながら定期的なミーティングを開いて事業化の可能性を探る。同行は25年度以降も継続的に同様のプロジェクトを実施するとしている。

同行は2023年11月、全行員を対象にアイデアを募集し、寄せられた163件を基に3分野での新事業創出をめざす方針を決めた。全行員を対象にビジネスアイデアを募集したのは初めてだったという。

宇都宮市の本店で4日に開いた任命式で、黒本淳之介頭取は参加者に「失敗を恐れないチャレンジ精神や柔軟な発想を後押しする新しい組織風土の醸成につなげたい。組織風土を変えていくような人材になってほしい」と呼びかけた。

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