アマゾンジャパン(東京・目黒)は5日、有料会員に限定していたネットスーパーの利用対象者を広げたと発表した。配送対象の地域に住むアマゾンの無料会員でも注文できるようにした。利用のハードルを下げて裾野を広げる。
アマゾンは自社倉庫から生鮮食品や日用品を届ける「アマゾンフレッシュ」のほか、地域のスーパーマーケットからアマゾンの配送員が商品を届けるネットスーパー事業を手掛ける。関東や関西などの一部地域が対象で、注文から最短で2時間で配送する。
これまでは年間5900円の年会費がかかる有料会員サービス「アマゾンプライム」の登録者だけが利用できた。無料会員がネットスーパーを利用する場合、配送料が200円高くなる。
ネットスーパーは新型コロナウイルス禍で広がったが、生鮮食品のネット注文に抵抗を覚える消費者は少なくない。さらに各社ともネットスーパーを強化しており、競争も激化。アマゾンは使える人を増やして、事業拡大につなげる。
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