記者会見したスペースワスプの伊勢崎勇人社長(中央)とNOBUNAGAキャピタルビレッジの峠清孝社長(右から2番目)=4日、岐阜市

十六フィナンシャルグループ(FG)傘下の投資会社、NOBUNAGAキャピタルビレッジは4日、植物廃棄物から家具や建材を作るスタートアップのSpacewasp(スペースワスプ、岐阜市)に出資したと発表した。何度も製品を作り変えられる循環型建築や、内製化した3Dプリンターを製造に使う技術力などの将来性を評価した。

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出資額は非公表。スペースワスプは調達資金を自社工場建設や技術開発に充てる。同日、十六FG系のリース会社、十六リースもスペースワスプとの連携協議を始めたと発表した。SDGs(持続可能な開発目標)を重視する企業に同社の製品を紹介するビジネスマッチングなどで協力する。

スペースワスプは2022年創業。農業や花き栽培、食品加工などで発生する植物廃棄物を引き取り、独自技術で家具や建材を製造している。3Dプリンターを内製化し、機械設備のコストを抑える点も武器にしている。

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