ホンダの三部敏宏社長は3日、車の大量生産に必要な「型式指定」の認証申請を巡る不正発覚を受け東京都内で記者会見し「大変重く受け止めている。お客さまや販売店に多大なご心配をおかけし深くおわびする」と謝罪した。09年以降に実施した騒音やエンジン出力試験などで、延べ約435万台の不正があった。車の性能に関する法定基準を満たすことは確認したとしている。
対象はいずれも過去に生産した車両。最も不正が多かった騒音試験は「フィット」など計22車種。法令で定められた条件より厳しい条件を設けて試験を実施し、性能上問題ないと一方的に判断した。三部氏は「都合の良い技術的解釈をしていた」と述べた。
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