名古屋市内の百貨店4社5店が3日発表した5月の売上高(速報値)は、前年同月比13%増の376億円だった。値上げ前の駆け込み消費で、海外の高級ブランドの売り上げが伸びた。気温上昇に伴いTシャツなど夏物衣料の売れ行きが好調だった。
5月は全店が増収を確保した。JR名古屋高島屋は20%増の173億円だった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行してから1年がたち、外出機会が多くなったことで香水の売り上げが伸びた。松坂屋名古屋店はホテルなど店舗外で開いた高級品の販売イベントが好調だった。
名古屋三越の栄店、星ケ丘店の両店を合わせた売上高は6%増の67億円だった。栄店では化粧品が20%増と好調で、このうち口紅の売り上げは約1.5倍となった。母の日をはじめとするギフトの需要が高まった。星ケ丘店では野菜の売れ行きが好調だった。
名鉄百貨店本店は紳士服の売り上げが好調で、特に低価格帯のオーダースーツが1.5倍に増えた。
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