住江織物は3日、12月2日から社名を「SUMINOE」に変更すると発表した。8月29日の株主総会を経て正式に決定する。住江織物は自動車の内装材などで北中米やアジアなど海外展開を強化しており、ローマ字表記にする。合成皮革など非繊維部門にも注力しており、社名から「織物」も外す。

住江織物は1883年に大阪市で創業。祖業は手織り敷物で、1913年から「住江織物」の社名を使い始めた。1960〜70年代にかけてカーペットの大量生産で成長した。国会議事堂の赤じゅうたんや迎賓館の内装などで納入実績がある。現在の主力は自動車・車両内装事業で売上高の約6割を占める。

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