出光興産は3日、石油精製の富士石油と資本・業務提携すると決めたことを受け、記念式典を富士石油の袖ケ浦製油所(千葉県袖ケ浦市)で開いた。出光の木藤俊一社長は「日本最大の需要地に隣接する京葉コンビナート内の両社の製油所を起点としたさらなる協業深化により、次世代燃料の基幹供給拠点へと進化していける」と述べた。
式典には両社の社長をはじめ、50〜60人の幹部が参加した。富士石油の山本重人社長は「提携による進化の機会を最大限に生かし、来たるべきトランジション(石油から脱炭素燃料への移行)に挑戦していく決意だ」と話した。
出光と富士石油は4月に資本・業務提携することで合意したと発表した。出光は公正取引委員会の通知などを踏まえて富士石油への出資比率を引き上げ、持ち分法適用会社にする。原油の調達や輸送のほか、脱炭素燃料の供給に向けた投資で協力する。
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