トヨタ自動車など5社の認証不正発覚を受け、3日の東京株式市場では関連する銘柄に売り注文が広がった。スズキを除く4社が値下がりし、トヨタの終値は前週末に比べ1.8%近く落ち込んだ。下落率はマツダが最大で3.2%を超えた。

 3日は為替相場の円安などが追い風となり、午前の自動車株は堅調に推移していたが、不正が伝わった午後に潮目が変わった。マツダは1.6%超の値上がりで午前の取引を終えていた。

 大手証券関係者は「工場の生産が滞るなど、今後の業績への影響を見極めたいとの思惑が市場に広がった」と指摘した。対照的に日産自動車、三菱自動車は午後も好調を維持した。

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