ヤマハ発動機は計3車種の認証試験で不適切な行為が見つかった

ヤマハ発動機は3日、「YZF-R1」や「TMAX」など二輪車3車種の認証試験で不適切な行為が見つかったと発表した。不適切な条件での試験実施や、申請書類の虚偽記載が見つかった。現行生産の「YZF-R1」については出荷を一時停止している。対象の累計生産台数は1434台。

2024年2月から5月にかけて、過去10年間で認証試験に関わった従業員を対象に不正行為への関与などについてアンケート方式で調査した。社内報告書をもとに申請書類が正しく作成されたかも確認した。

現行生産の「YZF-R1」では不適切な条件下での騒音試験の実施が見つかり、5月10日から出荷を停止している。

すでに生産を終了した「YZF-R3」と「TMAX」では警音器試験の成績書に虚偽記載があった。不正内容と対応については31日に国土交通省に報告した。ヤマハ発は「再試験のうえ、実際の使用に支障は生じないことを確認済みである」としている。

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