ラクスルが3日に開始したサービスでは、動画制作(イメージ左)やエリアを指定した広告配信(イメージ右)を代行する

ラクスルは3日、初月3万3000円からウェブ広告の配信を代行するサービスを始めたと発表した。飲食店など、広告に割ける予算や人手が少ない中小企業向けに売り込む。2025年8月までに月約200社の利用を目指す。

サービス名は「1.1万円でまる投げWEB広告」。インスタグラムやフェイスブックなど、広告を出す媒体1つあたりの月額基本料は1万1000円。エリアや広告の量によって異なる配信費も1万1000円から。初月のみかかる導入費1万1000円を加え、合計月3万3000円から始められる。

飲食店などの広告を配信したいエリアを選ぶだけでラクスルがウェブ上での配信業務を代行する。子会社でテレビCMの運用支援サービスを手掛けるノバセル(東京・品川)の広告運用ノウハウや制作実績を生かして作業を効率化した。

一般的な広告代理店では配信費として月額10万円から受け付ける場合や、追加費用がかさむ場合もあり、中小企業の利用が難しかった。

広告に使う動画や画像の制作を代行するオプションも用意する。プロの制作者が店舗などに出張して撮影する形態で、15秒の動画なら4時間で納品する。価格は制作者の出張費も含めて5万5000円。

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