イオンは環境配慮型の商品などで気候変動スコアの維持をはかる

イオンは3日、ESG(環境・社会・企業統治)債の一種である「サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)」を7月に発行すると発表した。発行額は500億円。同様のサステナ債は2年連続となる。サステナ債と連動させた環境目標を達成できなかった場合、発行額の一部相当分を環境団体などに寄付する。

利率は未定。年限は5年債、10年債の2種類。今回のサステナ債では、環境関連の非政府組織(NGO)英CDPの気候変動スコアで最高評価「A」を維持することを新たに目標に加えた。イオンは2023年調査まで5年連続でAを取得している。

イオンは衣料品や日用品の売り場の有料袋を紙袋に切り替え、ポリ袋の使用も減らした

そのほか、30年度までに使い捨てのプラスチックの使用量を18年度比で半減する方針や25年度までに食品廃棄物を15年度の半分に減らす目標を掲げている。

それぞれの目標が未達になった場合、5年債と10年債はともに発行額の0.1%相当額を環境活動する公益財団法人や国際機関、地方自治体などに寄付する。みずほ証券が発行までの枠組みづくりを支援した。

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