トヨタ自動車は3日、「ヤリスクロス」や「クラウン」など計7車種の認証試験で不適切な行為が見つかったと発表した。現在も生産中の「カローラフィールダー」など3車種は一時出荷・販売を停止する。同日午後、豊田章男会長が記者会見し説明する。

1月下旬に国土交通省から指示を受け、量産に必要な認証「型式指定」に関する調査を進めていた。生産中の「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」「ヤリスクロス」の3車種で歩行者・乗員保護試験でデータの不備が見つかった。

生産を終了した「クラウン」「アイシス」「シエンタ」「RX」の4車種で衝突試験など試験方法の誤りがあった。

トヨタは社内検証の結果では「法規に定められている性能に問題ないことを確認している」として、ただちに使用を控える必要はないとしている。

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