アサヒ飲料は自社の研究施設内の道路で実証実験を始める

アサヒ飲料は空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収する自動販売機で使ったCO2吸収素材を道路の材料に使う実証実験を始めると発表した。CO2を吸収した粉末をインフロニア・ホールディングス(HD)傘下の前田道路に提供し、道路の舗装に必要なアスファルト混合物をつくる。

アサヒ飲料の研究施設の敷地内の道路に使い、耐久性などを調べる。一般的な材料で道路をつくる場合と比べて、6.5%のCO2削減効果が期待できる。将来的には公道での利用も想定する。吸収材の活用先を見つけることで、脱炭素社会の実現を後押しする。

アサヒ飲料が開発した「CO2を食べる自販機」は、1台あたり約20本分のスギの木に相当するCO2を吸収する。下部スペースに吸収材を設置し、周辺のCO2を吸う仕組みだ。2023年6月から設置し、現在では約100台が稼働している。

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