東芝のメモリー半導体事業を前身とするキオクシアホールディングスが年内にも東京証券取引所への上場を目指す方針を固めたことが16日、分かった。データセンターなどで需要拡大が見込まれることから、上場で研究開発や生産設備増強の資金を確保するのが狙い。  キオクシアの大株主である米投資ファンドのベインキャピタルが、15日に銀行団に対し方針を伝えた。2020年にも上場を予定していたが、事業環境の悪化で延期していた。半導体市況が回復傾向にあることも上場判断を後押しした。  キオクシアは新たに4500億円を投じ先端メモリー半導体の量産を計画しており、資金確保が課題だ。


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