スポーツ用品店のヒマラヤは31日、中古品買い取りの対象を拡大すると発表した。従来はゴルフ用品限定だったが、野球などのスポーツやキャンプ用品も対象に入れる。サステナビリティー(持続可能性)への取り組みになる点をアピールする。
6月7日から旗艦店「ヒマラヤ本館」(岐阜市)など16店舗で始める。今秋までには全店舗で買い取りができるようにする。
野球やサッカーなどのスポーツ用品やアウトドア用品、釣り具などを対象に入れる。客が店頭に持ち込んだ商品をその場で査定し、買い取りが決まれば現金を渡す。店頭や電子商取引(EC)サイトで使える会員ポイント「ヒマラヤポイント」も選べる。
Free Standard(フリースタンダード、東京・渋谷)が手がける二次流通構築システム「リテーラー」を独自の設定にして導入し、迅速に査定金額を提示できるようにした。独自の会員システム「ヒマラヤメンバーズ」と連動しているため、スマートフォン画面で会員証を提示すれば、個人情報の記入は必要ない。
リユース商品専門のECサイト「HIMARAYA NEXT USED(ヒマラヤネクストユーズド)」も立ち上げた。ヒマラヤが買い取った商品をクリーニング・殺菌した上で、出品する。客が初期状態に不満な場合、返送料無料で返品できる。
スポーツ用品は比較的耐久性が高いが、各メーカーの技術開発によって毎シーズン新モデルが発売されている。そのため、客から「最新の商品がほしいが、使用できる物を捨てるのはもったいない」といった声が上がっていた。対象商品を拡大し、本格的にリユース(再利用)に取り組む。
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