LGエレクトロニクス・ジャパン(東京・中央)は衣類や靴を乾燥できる除湿器を日本で発売する。一日に最大19リットルまで除湿ができる能力を持つ。悪天候や花粉で外干しができない場合や冬季の結露対策など年間を通した利用を見込む。室内の快適さや家電にこだわる人など幅広い消費者向けに需要があるとみている。
新製品「LGピュリケア 衣類乾燥除湿機」を7月3日から同社のオンラインストアや一部の家電量販店で発売する。価格はオープンで8万〜8万5000円前後。同社はこれまで空気清浄機などを展開してきたが、日本市場で除湿機を扱うのは初めて。
排水タンクの容量は5リットルと家庭用除湿機の中では最大クラスで、一日で最大19リットルの除湿ができる能力を持つ。一般的に除湿能力が15リットル以上の製品は20畳以上の広い空間で使われることが多い。専用のホースを取り付けて靴や衣類クローゼットに集中的に風を送り込んで除湿、乾燥することもできる。
消費電力の低減と除湿効率を高めるため、圧縮機の内部で冷媒を圧縮する役割をする「シリンダー」を2つ搭載した。一度により多くの冷媒を圧縮できるため効率的に除湿ができる。電気代は1時間で約9.2円と、一般的な同容量帯の製品と比べて消費電力を1〜2円程度抑えた。
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