住友化学は海外2社の保有全株式を売却する

住友化学は31日、アルミニウム地金を手がけるニュージーランドとオーストラリアの2社について、保有する全株式を合弁相手の英豪資源大手のリオティントに売却すると発表した。売却額は非公表で、年度内の完了を見込む。住友化学は2024年度末までに政策保有株の売却で約600億円を創出する計画で、有利子負債の返済などに充てる。

ニュージーランドのニュージーランド・アルミニウム・スメルター社の保有株20.64%、豪州のボイン・スメルター社の同2.46%を売却する。出資することで権益を確保し、輸入したアルミニウム地金を建材や自動車部材向けに供給していた。アルミ市況の波の影響の受けやすさを考慮し売却する。

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