関西の鉄道・バス7社は企画乗車券でQRコードを活用する

阪急電鉄など関西の鉄道やバス事業者など7社は30日、QRコードを活用したデジタル乗車券を6月17日から販売すると発表した。1日乗車券などの企画乗車券が対象だ。切符や磁気カードからデジタルへの移行を促し、チケットレス乗車の普及を目指す。

関西の鉄道やバス事業者などが加盟する「スルッとKANSAI協議会」が提供するサービス「スルッとQRtto(クルット)」のホームページから乗車券を購入できる。スマートフォンに表示したQRコード乗車券を改札機についたQRコードリーダーへかざすと利用できる。

協議会に加盟する事業者のうち、関西の大手私鉄5社に大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)と大阪シティバスを加えた7社が発売する1日乗車券や大阪周遊パスといった企画乗車券が対象となる。JR西日本は2024年度下期に独自にQRコードを活用したデジタル乗車券サービスを導入する。

チケットレス乗車券が普及すれば、切符など磁気乗車券が不要となる。改札機の補修にかかる費用や手間が削減できるほか、券売機が設置されているスペースを別の目的で活用できるため、期待が高い。

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