台湾積体電路製造(TSMC)の第1工場(奥)=9日午後、熊本県菊陽町

 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が進出した熊本県菊陽町は9日、同社側から第2工場を第1工場の東側隣接地に建設する予定だと前日に連絡を受けたと明らかにした。町幹部らが出席する会合で報告し、吉本孝寿町長は「スケジュール通りに進めるため、県や近隣自治体との連携が不可欠だ」と語った。  TSMCの魏哲家最高経営責任者(CEO)は6日、第1工場の視察に訪れた岸田首相との意見交換で、第2工場も菊陽町に建てると言明していた。  経済産業省によると、第2工場の敷地面積は第1工場の約1・5倍の約32万1千平方メートルとなる見通し。年内に着工し、27年末までの稼働を目指す。


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