アメリカの長期金利が上昇したことを受け、29日のニューヨーク市場では景気の先行きへの懸念から主要な3つの株価の指数がいずれも下落しました。

これを受けて東京市場でも取り引き開始直後から売り注文が広がり、日経平均株価は一時、900円以上値下がりして、3万8000円を割り込んでいます。

その後はいくぶん買い戻され、
▼日経平均株価、30日午前の終値は29日の終値より582円40銭安い、3万7974円47銭。

▼東証株価指数、トピックスは20.01下がって、2721.61。

▼30日午前の出来高は8億3330万株でした。

市場関係者は「東京市場では取り引き開始直後から半導体などハイテク関連の銘柄を中心に多くの銘柄に売り注文が広がっている。ただ、日本の長期金利が一時、およそ12年10か月ぶりの高い水準となる1.1%まで上昇したことを受け、収益改善への期待から金融関連の銘柄は買われている」と話しています。

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