【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が29日公表した全国12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)は「経済活動は、4月上旬から5月中旬にかけて拡大を続けた」と分析した。ただ、先行きについてはFRBの政策金利が高水準を維持していることなどから「やや悲観的」とした。
今月20日までの報告を取りまとめた。6月11~12日に開く、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料とする。
金融機関の貸し出しは高金利などの影響で「伸びが抑えられた」と指摘。オフィスなどの商業用不動産の動向も高金利による借り入れの費用増などが響き「軟化した」との見方を示した。
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