IBMは日本でAWS事業を拡大する

米IBMは29日、IT(情報技術)サービスのスカイアーチネットワークス(東京・港)を6月までに買収すると発表した。買収金額など詳細は非公表。開発・運用体制を強化して日本企業のIT投資を取り込む。

スカイアーチネットワークスは米アマゾン・ウェブ・サービスのクラウド「AWS」を使った情報システムの構築や運用管理などのサービスを提供している。IBMは買収を通じてAWSのノウハウを持つ技術者を増やし、関連事業の拡大につなげる。

国内ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の広がりを追い風に、AWSなどクラウドを活用した情報システムの需要が拡大している。 調査会社の富士キメラ総研(東京・中央)によると、クラウドを使うシステムの開発市場は2027年度に22年度比2.1倍の9兆9116億円に達する見通しだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。