ソニーは16日、重低音が過去最強のヘッドホンを発売すると発表した。中価格帯の新ブランド「ULT POWER SOUND(アルトパワーサウンド)シリーズ」として、価格を3万円台に設定した。ファッションアイテムとして身につける「ヘッドホンコーデ」が10〜20代を中心に広がる中、Z世代を取り込む。
ヘッドホンとポータブルスピーカー(長さ約20センチ、直径10センチ弱)を26日、大きめのスピーカー(長さ約50センチ、直径20センチ強)を5月24日にそれぞれ発売する。同シリーズは欧米でも展開する。
価格はオープンだが、ヘッドホンは3万3000円前後、ポータブルスピーカーは2万円前後、大きめのスピーカーは6万6000円前後を見込む。高価格帯の製品に強みを持つソニーにとってZ世代の獲得は課題の一つだった。ソニーの電子商取引(EC)サイトや家電量販店で取り扱う。
ヘッドホンはULTボタンを押すと重低音モードに切り替えられるほか、ノイズを抑制する機能も付けた。「ライブイベントの場にいるような、重低音が体に響く感覚が体験できる」(ソニー)という。
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