オリンパスはキヤノンメディカルシステムズが製造する超音波診断装置を発売する

オリンパスは29日、内視鏡と組み合わせて使う超音波診断装置を6月から日欧・オセアニア地域で販売すると発表した。キヤノンの医療機器子会社キヤノンメディカルシステムズが製造する。発見が難しい膵臓(すいぞう)がんの早期診断に役立つという。

製品名は「アプリオアイ800イーユーエス」。オリンパスの超音波内視鏡に組み合わせる専用の装置で、内視鏡の先端部から出る超音波を使って体内で臓器や血流の様子を調べる。

膵臓は体外から超音波が届きづらく、病気を早期に発見しにくいことが課題になっていた。超音波内視鏡は至近距離から超音波を当てられるため、鮮明な画像で診断ができる強みがある。

両社は1月に超音波内視鏡システムにおける協業で合意したと公表していた。

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