戸建て住宅の屋根に太陽光パネルを置き、蓄電池を設置する

東京ガスなどが出資する新電力のTGオクトパスエナジー(東京・港)は29日、家庭向けに太陽光パネルや蓄電池を設置するサービスを始めたと発表した。設置の作業から運用まで支援する。太陽光が発電しない夜間などは再生可能エネルギー由来の電気を供給し、再生エネのみで電気を賄うこともできるようにする。国や自治体が蓄電池などの補助金制度を充実させており、2026年までに3000件の受注を目指す。

設置や施工は東ガス子会社が担う。沖縄県以外の全国の戸建て住宅に住む家庭を対象とする。導入にかかる初期費用は規模にもよるが、補助金を除いて200万〜400万円程度になると見込む。

夜間や悪天候が続き、蓄電池で消費電力を補えない時はTGオクトパスが再生エネ由来の電気を供給する。自宅の太陽光パネルや蓄電池と組み合わせ、家庭で使う電気を実質100%再生エネ由来にできる。

親会社で英国に拠点を置くオクトパスエナジーも欧州で太陽光や蓄電池の設置サービスを展開している。日本では国や東京都が太陽光や蓄電池設備の導入を支援しており、需要が見込めると判断した。当初は数人の担当者で対応するが、2028年までに人材を採用して100人程度にする計画だ。

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