日本国土開発は28日、2024年5月期の連結最終損益が79億円の赤字(前期は32億円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想は38億円の赤字で、赤字幅が拡大する。複数の建設現場で工程が逼迫して追加費用が生じたほか、繰り延べ税金資産の一部取り崩しが発生した。年間配当は前期比4円減の22円で据え置く。

工事が想定より進まなかったほか、受注が遅れたことで売り上げが減少している。繰り延べ税金資産の一部取り崩しにより、税金費用が増えた。投資有価証券の売却益15億円を計上するが、吸収しきれなかった。

売上高は12%減の1350億円、営業損益は95億円の赤字(前期は44億円の黒字)を見込む。それぞれ40億円、39億円下方修正した。

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