ヤマハは28日、発行済み株式総数の3.36%にあたる630万株を消却すると発表した。2月7日〜5月24日にかけて約150億円を投じ、460万株の自社株を買い付けた。6月3日に消却する予定だ。消却後の発行済み株式総数は1億8100万株となる。
ヤマハは2月、株主への利益還元と資本効率の向上を目的に700万株(自社株を除いた発行済み株式数の4.1%)を上限とする自社株買いと取得株式の消却を発表していた。
ヤマハは主要市場の中国で景気低迷や教育政策の転換の影響から、ピアノの販売が低迷している。24年3月期の連結純利益(国際会計基準)は前の期比22%減の296億円だった。振るわない業績を受けてここ1年ほど株価は低調に推移していた。
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