JR九州は28日、乗車日や時間帯、列車ごとに料金を変える価格変動制（ダイナミックプライシング）を九州新幹線博多―熊本間の一部切符に導入すると発表した。対象はインターネット限定の割引切符「九州ネット早特7」で、利用開始日は7月1日から。新幹線への価格変動制の導入は全国で初めてという。
同社は実証実験として3月から同切符に価格変動制を導入している。実証を通じて「これまで乗車率の低かった列車の価格を安くしたところ、利用を平準化できた」（同社の担当者）として、正式導入に踏み切ったという。
九州ネット早特7は同社サイトやアプリを通じて出発の1カ月前から7日前まで予約できる。これまで博多―熊本間の指定席（片道）の大人料金は3800円だったが、価格変動制の導入後は3400〜4200円の間に設定する。いずれも通常切符（5230円）より安く購入できる。
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