カニを使ったクラフトビールの仕込みを始める関係者ら=大田区で

 能登半島地震で被害を受けた北陸地方特産のベニズワイガニを使った「北陸応援クラフトビール」の仕込み式が9日、東京都大田区の「よい仕事おこしプラザ」であった。  全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信用金庫)の地域応援プロジェクトの一環。式典で石川県東京事務所の石川一哉次長は「応援を励みに前に進みたい」と話した。  ビールは富山湾で捕れたカニを使用。関係者は「どんな味になるか想像できないので楽しみ」と期待した。5月25、26日に羽田イノベーションシティで開く物産展「北陸応援マルシェ」で発表する予定。1本880円で、うち100円を復興支援に充てる。  プロジェクトで開発を進めてきた福島県南相馬市の大豆を使った「野馬追(のまおい)の里ほほえみエール」の完成式もあり、門馬和夫市長は「東日本大震災の復興にチャレンジできる人・地域作りを進めている」と力を込めた。(小沢慧一)


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