「ロボットを使って楽しく便利な社会をつくる」という経営理念を掲げる。人の歩く速さとほぼ同じ時速6キロで走行する「歩行速ロボ三兄弟」が主力製品。谷口恒社長(59)は「2026年までに商業化し、ある地域で普及している状態にしたい」と話す。  三兄弟は無人宅配ロボ「デリロ」、一人乗りロボ「ラクロ」、無人警備・消毒ロボ「パトロ」。各種センサーで周囲の安全を確保し、自動運転で走行する。「ロボットも意思表示が必要」と考え、ロボの正面には喜怒哀楽や進行方向を伝える目を付け、人とロボのスムーズな往来に役立てる。  「夢を語るのではなく、収益を出すという結果にこだわる」として、年間販売数3桁達成を目指す。


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