バイオガスを使ったメタン生産など脱炭素の取り組みを加速する(大阪ガスが公開した実験設備、大阪市内)

大阪ガスは24日、脱炭素に向けた資金を調達する移行債を30日に発行すると発表した。償還期間は10年(利率は年1.251%)で発行額は250億円。再生可能エネルギーの拡大や二酸化炭素(CO2)排出が実質ゼロとなる都市ガス原料「eメタン」の実用化などの投資に充てる。

今回発行するのは「トランジション・リンク・ボンド」と呼ぶ移行債の一種。調達した資金の具体的な用途を限定していないのが特徴だ。中長期的な脱炭素の取り組みに対してより柔軟な資金運用が可能になる。都市ガス事業者がトランジション・リンク・ボンドを発行するのは初めて。

大阪ガスは用途を明確にした移行債については2022年から発行している。姫路市の天然ガス発電所の建設などの資金調達で活用した。

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