中国による日本産水産物禁輸の影響を受け、北海道からの魚介類輸出は減少が続く

函館税関によると、北海道から4月に輸出されたホタテを含む「甲殻類及び軟体動物」の輸出額は前年同月比63%減の28億円だった。前年同月に66億円超を輸出した中国向けが日本産水産物の禁輸でゼロとなったことが響いた。東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは16.4倍の10億円、西欧は2倍の5億8200万円、米国は3.2倍の5億6600万円に増えた。

魚介類全般は52%減の44億円で、11カ月連続の減少となった。自動車の部分品(23%増、71億円)や船舶(17.8倍、47億円)などが伸び、輸出額全体では1%増の343億円と4カ月連続で増えた。

輸入は石炭(25%減、151億円)などが減ったものの、原油・粗油(21%増、428億円)や一般機械(2.1倍、141億円)が増加し、総額1476億円に拡大した。プラスは2カ月連続。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。