スマホソフトウェア競争促進法案が可決された衆院本会議(23日)

巨大IT(情報技術)の独占を是正する法案が23日、衆院本会議で全会一致で可決され、衆院を通過した。米アップルや米グーグルを念頭に、スマートフォンのアプリ配信や決済システムで他社の参入を妨害することを禁止する。

参院での審議を経たのち、今国会での成立を目指す。法案は「スマホソフトウェア競争促進法案」と呼ぶ。巨大ITに対してアプリストア運営の独占や、検索サービスで自社サイトを優先的に表示することなどをあらかじめ禁じる。スマホのソフトウエア分野で企業間の競争を促し、市場の活性化を狙う。

公正取引委員会が巨大ITの法律の順守状況を監視する。公取委は巨大ITに違反行為があれば、排除措置命令や課徴金納付命令などの行政処分を実施できる。課徴金の額は国内の違反行為で得た売上高の20%に設定する。

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