「餃子の王将」の業績が好調だ

王将フードサービスは23日、10月1日を効力発生日として1株を3株に分割すると発表した。足元で83万円ある最低投資金額を引き下げることで流動性を高め、個人投資家などの取り込みを狙う。株主優待は事実上、手厚くする。

分割後の最低投資金額は約28万円になる。東京証券取引所は最低投資金額について50万円未満が望ましいとしている。分割に伴い、2025年3月期の期末配は75円から25円に変えた。株主にとって配当金の実質的な変更はない。

株主優待は現在、100株を保有する株主に年4000円分の優待券を贈呈しているが、分割後も100株で4000円分という優待を残す。

王将フードが15日発表した24年3月期連結決算は純利益が前の期比27%増の79億円と好調だった。足元の株価は8300円で1月につけた上場来高値に近付きつつある。

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