15日、中国広東省広州市で開幕した「広州交易会」で、出展ブースを見る来場者(共同)

 【広州共同】中国最大の貿易商談会「広州交易会」が15日、広東省広州市で開幕した。約2万9千社が出展し、工業製品から日用品まで幅広く売り込む。参加した一部の輸出業者からは、11月の米大統領選でトランプ前大統領が返り咲いた場合、中国製品への関税引き上げなどの措置が取られかねないとの不安の声も聞かれた。

 金属加工品の製造会社の担当者は「トランプ政権時に関税がゼロから25%となり打撃を受けた。業績は徐々に回復しているが、トランプ氏が当選したらどうなるかと心配だ」と語った。

 交易会は5月5日までで、海外のバイヤー約14万人が来場の登録を済ませている。

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