金属加工のアルム(金沢市)は第三者割当増資で7億6000万円を調達したと発表した。引受先はほくほくフィナンシャルグループ(FG)系のファンドなど9者。アルムは金属加工時に切削機械を動かすプログラムを自動作成するソフトウエアを開発し、顧客に提供している。調達した資金は情報技術(IT)を活用したサービスの充実に使う。

北陸銀行とほくほくキャピタルが設けたスタートアップを投資対象とするファンドのほか、ベンチャーキャピタルのDIMENSION、みずほキャピタルなどが出資した。

アルムのソフトウエアは人手不足や技能継承に悩む加工業者のニーズが高い。調達する資金を生かし、より多様な加工対象物や切削法に対応したソフトウエアを開発する。東南アジアをはじめとする海外展開も図る。

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