ソニー銀行が21日発表した2024年3月期の純利益(非連結)は前の期比2.3倍の289億円だった。貸出金利息や海外金利の上昇に伴う有価証券の運用収入の増加が収益をけん引し、本業のもうけを示す業務純益は23%増の217億円となった。

24年3月末時点の貸出金残高は15%増の3兆4626億円だった。そのうちの大半を占める住宅ローンの増加が寄与した。米金利の上昇を背景に有価証券利息配当金が74%増の412億円となったのが増益を支えた。有価証券利回りは4.27%と前の期比で1.63%拡大、一方で資金調達利回りも上昇して総資金利ざやは横ばいになった。

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