ヤマダホールディングス(HD)は21日、ANAHD傘下のスタートアップ、アバターイン(東京・中央)と業務提携すると発表した。アバターインのロボットを使い、2024年内にも一部店舗で遠隔接客を試す。人手が足りない店舗での接客を、離れた店舗から対応する。店舗ごとにばらつきがある接客人材を有効活用する。
アバターインが開発するロボットは「ニューミー」で、頭部に画面を備えた移動型だ。遠隔で操作し、画面に顔を表示しながら会話ができる。ヤマダHDの一部店舗にニューミーを配置し、ヤマダの家電販売員が遠隔で来店客に対応する。将来的には販売員が在宅で接客するといった、働き方の多様化にもつなげたい考えだ。
ニューミーを通じた販売員の会話を記録し、接客に特化した人工知能(AI)も共同開発する。ヤマダHDの店舗でAIを搭載したロボットを運用して人手不足に対応するほか、他の小売企業にAIを販売することも検討する。
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