東京海上ホールディングスなど損害保険大手3社が20日発表した2024年3月期連結決算は、純利益がいずれも過去最高を更新した。新型コロナ関連の保険金支払いが減少したほか、円安で海外事業も好調だった。旧ビッグモーターによる不正請求や企業向け保険料の事前調整問題などの影響は各社とも「限定的」「軽微」とした。

東京海上の純利益は前期比85.7%増の6958億円、SOMPOホールディングスが約16倍の4160億円、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが75.0%増の3692億円だった。

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