新しい米国株投資サービスを説明するブルーモ証券の中村仁社長(東京都内)

スマートフォン専業証券のブルーモ証券(東京・中央)は21日から、利用者が設定したポートフォリオに基づき自動で米国株を売買する投資サービスを始める。著名投資家のポートフォリオをまねする機能もある。個別株投資のハードルを下げ、投資を本格的に始めたい人の需要を取り込む。

スマホアプリで米国の個別銘柄や海外上場投資信託(ETF)の比率を指定した上で日本円を入金すると、比率に合わせて買い付けや資産の再配分を自動で実行する。利用者は株価や注文数を気にすることなく理想とするポートフォリオを実現できる。

最低投資金額は10万円。取引手数料は無料とし、預かり残高に対して0.55%の手数料がかかる。ウォーレン・バフェット氏ら著名投資家や、他のユーザーと同様のポートフォリオをコピーして投資できる機能も設けた。

提供開始から1、2年で1万人以上の利用者獲得を目指す。今後は積み立て投資の機能や、新しい少額投資非課税制度(NISA)に対応するなどしサービスを拡充する。将来的には日本株を取り扱うことも検討する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。