神戸製鉄所は20日、兵庫県加古川市の加古川製鉄所で稼働している高炉2基のうち、1基を電炉に転換する方向で検討していると明らかにした。2030年以降に、電気自動車(EV)向けなどの高級鋼材の生産を始める計画だ。  24~26年度の中期経営計画に盛り込んだ。東京都内で記者会見した勝川四志彦社長は「加古川製鉄所の今ある設備を再編成していく前提で考える。実現すれば生産量の半分が電炉鋼材になる」と説明した。  神戸製鋼は17年10月に神戸市の神戸製鉄所の高炉1基を休止し、加古川製鉄所の2基に生産機能を集約していた。


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