ゆうちょ銀行は15日、投資会社のスパイラルキャピタルと共同で設立した投資ファンドに100億円を出資すると発表しました。
このファンドを通じて、地方の課題解決に向けた取り組みを進めるスタートアップ企業に投資を行うことにしていて、1件当たりの金額は1億円から10億円を目安にするということです。
銀行の投資事業推進部の山口顕部長は会見で「われわれも地方活性化や日本経済に資するような取り組みを積極的にやっていきたい」と述べました。
ゆうちょ銀行は、去年12月末時点の貯金残高がおよそ194兆円に上り、これまでは国内外の債券や株式などでの運用を中心に行ってきました。
今後はファンドを通じた投資事業も強化する方針で、今回とは別の新たなファンドの設立に向け、金融庁などに申請も行っています。
スタートアップや地方の企業などに対して中長期的に1兆円規模の投資を行う方針で、収益基盤にできるかが課題となります。
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