記者会見に臨む蝶理の吉田裕志・常務執行役員(17日、金沢市)

繊維商社の蝶理は17日、2023年度の北陸地域の取引実績が230億円になったと発表した。22年度比で約10億円増えた。原料コストの高騰など課題が残る中、環境に配慮した繊維など価格競争に巻き込まれない独自商材の取引を伸ばす考えだ。

蝶理は回収したペットボトルを利用したポリエステル糸「ECO BLUE」など独自の繊維を展開する。24年度はストレッチ性能に優れた「TEXBRID」の伸びを見込み、取引目標を240億円とする。吉田裕志常務執行役員は「人員不足など課題は多いものの、高度化した商品の国内外への販売を産地とともに拡大していきたい」と語った。

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