精機第一工場の屋上に太陽光パネルを設置した

真空ポンプの樫山工業(長野県佐久市)は、部品の加工を担う「精機第一工場」の屋上で太陽光発電を始める。780枚の太陽光パネルを設置し5月下旬から給電する。パネルの総面積は2015平方メートルで、年間の発電量は470メガワット時を見込む。同工場における消費電力の10%に相当し、二酸化炭素(CO2)の排出量を年間182トン削減できると想定する。

組み立て作業を担う「本社第二工場」も、2023年に増築した新棟で6月から太陽光発電を開始する予定だ。先行する既存棟と合わせて、同工場の消費電力の26.5%に相当する年間726メガワット時を発電できると見込む。

一連の発電設備が稼働すると、同社全体のエネルギー自給率は11.5%に達する。環境問題の解決に向けた事業と位置づけ、脱炭素の推進や電力需給逼迫の軽減につなげる考えだ。

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