日化協の新会長に内定した住友化学の岩田圭一社長

日本化学工業協会(東京・中央)は17日、福田信夫会長(三菱ケミカル取締役相談役、65)の後任に住友化学の岩田圭一社長(66)が就任する人事を内定したと発表した。24日に開く定時総会で正式に決める。任期は2年間になる予定だ。

同日の定例記者会見で福田会長は「次の体制でもグリーントランスフォーメーション(GX)を中心とした変革を進めてほしい」と述べた。化学製品の基礎原料であるエチレンの国内生産設備の稼働率は中国景気の回復の遅れなどで低迷している。各社が再編に向けて動き出しており、「過剰な設備の統廃合と環境対応を組み合わせた再編が進むのではないか」との見解を示した。

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