【ニューヨーク共同】16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、取引時間中に一時史上初めてとなる4万ドルの大台を突破した。米FRBの早期利下げ開始への期待が高まり、米景気の先行きを楽観視した買いが進んだ。取引終盤にかけて利益確定の売りが優勢となり、終値は3日ぶりに反落して前日比38.62ドル安の3万9869.38ドルだった。
前日に発表された4月の米消費者物価指数の前年同月と比べた上昇率が3カ月ぶりに縮小し、インフレ鈍化が示されたと受け止められた。物価高を抑えながら景気後退を避けられる経済のソフトランディングへの期待から上げ幅は一時140ドルを超えた。
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