日立製作所の家電子会社、日立グローバルライフソリューションズ(GLS)は全自動洗濯機「ビートウォッシュ」シリーズの最新型6機種を6月中旬に発売すると発表した。一部機種を除き、水位が低い時でも洗剤を衣類に効率的にまいて洗いムラを抑える機能を載せた。
洗濯容量は7〜12キログラムで、価格はオープンだが14万〜26万円を見込む。6機種合計で月4万5000台の販売を見込む。
洗いムラを抑えられる機種は洗濯槽の構造を工夫し、下部からも洗剤を溶かした水を出せるようにした。従来は洗剤を溶かした水を洗濯槽上部からまいていたため、衣類にまんべんなく浸透させるには一定以上の水位が必要だった。
デザインも刷新し、洗濯中に内部が見える「透明窓」の採用機種も増やした。これまでは一部機種のみだった。ほかに4機種については洗濯槽の深さを浅くし、衣類を取り出しやすくした。
デリケートな衣類の洗濯に特化した「おしゃれ着」コースの運転時間は3割短縮した。これまでは洗濯槽を回転させて衣類を側面に押しつけて汚れを落としていた。新たに底部にある部品を使って水流を生み出すことで洗浄力を高めて時間を縮めた。
全自動洗濯機6種に加え、タテ型洗濯乾燥機2種も「おしゃれ着」コースの時間を短縮して同時発売する。
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