ホンダは16日、電気自動車(EV)の開発と生産を推進するため、2030年度までの10年間で従来方針の2倍となる約10兆円を投資すると発表した。22年4月の計画では約5兆円だった。EVの競争力の鍵となるバッテリーの生産体制整備などにさらなる資金が必要と判断し、EVシフトに向けた戦略投資を加速する。

三部敏宏社長が東京都内で記者会見し、自動車の電動化に向けた最新の事業戦略を説明した。北米を中心に好調が続くハイブリッド車(HV)と世界シェア首位の二輪事業の収益力強化を通じ、「資金を創出する力が付いてきており、自信を持って(投入)資金を十分確保できる」と述べた。

自動車の電動化戦略を説明するホンダの三部敏宏社長=16日午後、東京都港区

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