シャープが中小型液晶パネルを手がける亀山工場(三重県亀山市)などの生産規模を縮小する方針を示したことについて、三重県の一見勝之知事は16日までに「従業員の雇用や県内企業への影響を第一に考慮いただきたい。その旨を同社に伝えるとともに、今後調整を行っていきたい」とコメントを発表した。
亀山工場は2004年に操業を始めた。パネルから最終製品まで自社工場で手掛け完結させる生産方式を「亀山モデル」と銘打ち、垂直統合と呼ばれた手法は当時の日本のものづくりの手本ともなった。だが、次第に価格競争などで劣勢に立たされていった。
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